【皐月賞】関東期待の星 アリゼオ
関東勢の連勝もありそうな皐月賞です。その筆頭がアリゼオ。
前回が強いレース。成長度という点ではこの馬が1番ありそうな感じさえします。
ローズキングダム、ヴィクトワールピサには不安点があるのですが、アリゼオはマイナス点が少ない気もします。
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牡馬クラシック第1弾「第70回皐月賞」。関東期待の星がアリゼオだ。
前哨戦のスプリングSを悠々と逃げ切って本場へと駒を進めてきた。アパパネの桜花賞優勝を追い風に、関東馬のクラシック連勝の期待が膨らむ。関東馬の桜花賞→皐月賞連勝は04年のダンスインザムード→ダイワメジャー以来。
「ア」で始まる4文字の関東馬。桜花賞のアパパネに続くのはこの馬、アリゼオかもしれない。トライアルのスプリングSで2歳王者ローズキングダムなどの強敵を完封。その資格は十分にある。
スプリングS後は厩舎で調整を積んできた。1週前追い切りはWコースで3頭併せ。残り3Fからペースを上げ、直線は最内を通って6F80秒8~1F13秒9で先着した。しまいはややモタついた印象だが、菅沼助手は「動きはモコモコしていたが息は良かった。幾分太めなのかもしれないからゴールを過ぎてもやっていたし、これで良くなってくると思う」と楽観的だった。
ここまで4戦3勝。唯一の敗北を喫した共同通信杯も勝ったハンソデバンドと同タイムの3着なら悪くない。それでも菅沼助手は「あんな馬じゃない」と言う。担当厩務員の頭を2度かじって流血させたほどの荒くれ者。「賢い馬だが気が強くて人をバカにするようなところがある。共同通信杯はゴール前で乗り役に反抗しているような感じで、チグハグに見えた」と力負けではないと強調する。
気の悪さが唯一の課題だが、スプリングSでは横山典が好判断で逃げ切りに導いた。今回も徹底先行馬は不在とあって戦法が注目されるが、菅沼助手は「馬込みが駄目ということはない」と話す。デビュー戦で上がり3F最速の剛脚を繰り出してヒルノダムールを差し切ったように、タメれば切れる脚もある。
逃げてよし、差してよし。あとは今年既に重賞7勝の名手・横山典に任せるだけだ。「厩舎に勢いはついているからね」と菅沼助手。厩舎のG1初Vとなった高松宮記念のキンシャサノキセキに続く戴冠へ、準備は万全だ。
▽アリゼオ イタリア語で「貿易風」の意。偏西風とは反対に、東から吹く風のことだ。貿易のために帆船が風を利用して海を渡ったことに由来すると誤解されることが多いが、貿易とは無関係。 【皐月賞 データBOX】
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/04/13/01.html
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